◎…「これまでインバウンド業務に長く関わってきたが、インバウンドを伸ばすには、海外旅行、日本人の国内旅行、これら全てを盛り上げていかなければならないとJATAに来て勉強になった。持続可能な観光先進国を目指して各分野の取り組みをアピールするとともに、国内外に対して日本の旅行業界のプレゼンスを高めていきたい」と抱負を語る。
◎…中央大学経済学部を卒業し1988年、日本旅行に入社。法人団体旅行や企業MICEなどの営業を担当した後、国際旅行事業本部海外営業部マネージャー、地方創生推進本部VJ訪日推進室長などを歴任。今年4月からJATAに出向し現職に。
◎…日本旅行では、2000年を迎えるミレニアム企画でヨーロッパ旅行を2千人にプレゼント、同行者を含めると5千人を送客する企画に携わった。「準備段階も含めて1年ぐらいかかった。今の働き方改革を考えると信じられないぐらい壮絶な仕事だった。そのビッグプロジェクトをやり切ったことは自分の中で大きな自信になった」。
◎…大学時代は「スキー同好会に入部し、シーズン中は石打のロッジに居候しながらスキー学校で一般レッスンを担当した。石打を起点に、白馬岩岳、五竜とおみ、志賀高原などのスキー場を転々として学生スキー大会にクラブで挑戦した。3、4年の団体優勝が一番の思い出だ」。スキーは現在も趣味として続けている。12月から3月までのシーズンには隔週ぐらいの頻度で群馬県などのスキー場に1人で向かう。1964年生まれの55歳。
【板津昌義】