志賀高原の麓、横湯川、角間川、夜間瀬川の川沿いに連なる九つの温泉街から成る、いで湯の郷。開湯は1300年前といわれ、小林一茶や林芙美子など、多くの文人墨客に愛された名湯だ。
穂波温泉
志賀高原の山々や北信五岳を望む地にあり、露天風呂から一望できるところも。6月中旬にはホタルの乱舞も。
星川温泉
夜間瀬川沿いの温泉街に宿が点在。歌人伊藤左千夫が詠んでいるように星川橋から望む北信五岳の眺めは秀逸だ。
新湯田中温泉
今も残る建物は明治期の独特の造りでタイムスリップしたような気持ちで街並みを楽しめる。
湯田中温泉
開湯の歴史は古く7世紀。世界平和観音、小林一茶の真筆句碑、一茶の散歩道が見どころ。
角間温泉
角間川を望む高台の静かな集落にある素朴な温泉。三つの共同浴場があり、宿泊者は無料で利用できる。
地獄谷温泉
上林温泉から遊歩道を30分。横湯川の河床から吹き上げる渋の地獄谷噴泉は国の天然記念物に指定されている。
上林温泉
志賀高原入り口に位置する木々に囲まれた閑静な温泉。近くに地獄谷野猿公苑があり、歩いて30分ほどで着く。
安代温泉
渋温泉と小さな川を挟んで橋一つでつながる。古くから歴史と温泉情緒あふれる街として文人たちも多く訪れた。
渋温泉
古くから湯治場として栄える。石畳のレトロな雰囲気、活気ある温泉場として人気。外湯は九つあり、効能あらたか。