今号では人手不足攻略の最後のポイントとして、「求人票に魂を込めよ!」について述べたいと思う。「採用はマーケティングだ!」の観点からすると、求人票=宿泊商品と捉えてもらえるとイメージがしやすいかと思う。どの宿泊施設もお客さまを獲得する(売上を獲得する)ために宿泊商品を作成し、販売する時には写真撮影から文章から、プロモーションに至るまで心血を注いでいることかと思うが、同じくらいの熱量で求人票にも向き合ってほしいということである。
一つ一つ分解してみていくと、まずは(1)求人票のタイトルである。例えば、「仲居募集」とだけ記載するのと「【寮完備/まかない付き】年間休日110日(連休もあります)年2回の昇給チャンスあり! 仲居募集」と記載するのであれば、受け手である応募者の印象はどうであろうか? 圧倒的に後者の方に引かれ、後者の方をクリックして閲覧するのではないだろうか。
続いて(2)求人票の写真である。宿泊商品においても写真は、施設の魅力を最大限伝える大きな武器であるが、求人票においても同じことが言える。ただ、ターゲットが求職者となるので、魅力を伝えるべき写真が異なってくるので、それがきちんと掲載できているかチェックが必要である。
三つ目は求人票の文章である。これも宿泊商品であれば、いかにこの商品が魅力的で、良いものであるか魂を込めて記載しているはずである。同じように求人票が素晴らしいものか魂を込めて記載する必要がある。
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