米国・環境保護庁の安全検査に合格
理化学機器の製造・販売、関連製品の輸出入を手掛けるSB環境(東京都江東区)は、8月から抗ウイルス・除菌消臭スプレー「MD―125」を発売した。原液は米国MICROGEN(マイクロゲン)社のMICROGEN D―125を採用。同社は、日本販売代理店となる。
MICROGEN D―125は米国・環境保護庁の行う安全検査を始め、世界各国で行われている環境安全検査などに合格している。
「142種類以上の細菌やウイルスを最長で1週間持続して除去する世界が認めた除菌消臭スプレー」と同社常務の水野正人氏。すでに海外の大手航空会社にも導入されている。
使い方は、除去する対象物にスプレーをし、10~20秒後に拭き取るか、自然乾燥をするだけ。
テーブルや椅子、ドアノブなど日常的に手を触れる場所の除菌、抗菌など多岐にわたって、使用が見込める。
ほかにも二酸化炭素(CO₂)、温度、湿度などを測定できる「エアーチェッカーMBシリーズ」を提案。コロナ禍のなか、受注が増しているという。
現在自粛傾向にある宴会などが再開されたとしても、従来の収容人数では開催が困難との見方が強い。そのため、会場のCO₂などを測定し、「3密対策」を図ることが必要という。
このエアーチェッカーは、「設置場所周囲の空気を常に意識し、健康的な屋内環境を維持する役割を有する」と水野氏。
すでに、生産工場をはじめ、映画館や図書館にも広く導入されている。
衛生管理、ウイルス対策共に万全を期し、宿泊客を迎えたい。
MD―125(左)とエアーチェッカーMBシリーズ