令和5年はコロナパンデミックの中で、グローバル化とAI/情報技術革新など、経済・経営環境の急速な変化に翻弄(ほんろう)されながら、自らの生存領域を模索する不透明な年明けとなりました。少子高齢化・就労人口減少と、人生100歳時代をどのように受け止めるかを問われている。
某調査機関予測では10年後に現在の職業の70%は失くなるとの報告もあるが、社会の求める職業能力要件は、日々変化し陳腐化して、能力の再設計を求めている。
直近の課題であるコロナ禍は、観光関連産業界とわれわれ自身にどのような影響を与えるのか、将来予測の難しい中で適者生存を図る決断と対応を迫っています。
SMNは、シニアとして「社会に人生の借りを返してゆく」を合言葉として発足した社会貢献団体です。創立は2006年春、教育機関の現職・OBと産業界有志・観光関連メディア・ボランティアと共に、観光関連産業界の人材育成・職業能力利活用、特にマネジメント能力の育成支援に力点を置いた活動を続けてきました。
2018年7月、厚生労働大臣指定・国家検定試験機関として活動を開始できたことは、全国の仲間の真摯(しんし)な貢献に支えられてのことです。
2017年には、国家検定試験機能を分離、「一社・日本宿泊産業マネジメント技能協会」として技能検定試験活動を開始しました。
今年は国家検定試験機関業務からは離れ、本来の目的である社会貢献活動を再出発の年と位置付けております。
リカレント教育、人材育成支援、研究開発を領域として全国規模の活動を開始します。
われわれは、人生に絶対的「解」はないが、自らの信念と奉仕と受容を大切に考えます。
本年4月からは国家検定試験機関としての制約を離れたNPOとして、休眠状態から社会貢献活動団体として再び活動を開始します。
観光関連分野の皆さんと共に、次の世代のために歩むことを期待しております。
お気軽にお声をおかけください。
(NPOシニアマイスターネットワーク理事長 日本観光研究学会名誉会員 作古貞義)