アソビューは6月27日、「子連れファミリーが夏休みに旅行に行きたい都道府県ランキング」を発表した。
▼子連れファミリーが夏休みに旅行に行きたい都道府県ランキング
この度のランキング調査では、「沖縄県」が2年連続で1位という結果となりました。次いで、第2位は「北海道」で、上位2県が昨年に続いて1位・2位を連ねる結果となりました。
夏休みの沖縄県でやりたいこととしては、綺麗な海での「海水浴」やダイビング・シュノーケリング・SUPなどの多彩な「マリンアクティビティ」が挙げられました。また、「リゾートホテル」に宿泊したいという回答が昨年に比べて20倍以上に増加しており、ホテルへの滞在も、旅行中の楽しみたいコンテンツの一つだと捉える人が増えています。
2位の北海道を選んだ理由としては、「グルメ」を楽しみたいという意見が多数を占めました。他にも、「旭山動物園」や夏の「富良野」「小樽」「函館」「美瑛」を訪れたいという声や、北海道の広大な自然を楽しめる「アウトドアアクティビティ」、新しくできた「エスコンフィールドでの野球観戦」という声も聞かれました。夏休みの旅行先として北海道は、特に「中学生以上の子連れファミリー」から支持が集まりました。
第3位の「千葉県」では、特に関東在住のファミリーから票を集めました。今年40周年を迎える「東京ディズニーリゾート」に行きたいという子連れファミリーが多く、アニバーサリーイヤーの注目の高まりが伺えます。他にも、「海水浴」や「プール」、日本では2ヶ所の水族館でしか見ることができないシャチがいる「鴨川シーワールド」の人気も千葉県の順位を押し上げる要因となりました。
第4位には「静岡県」、第5位には「長野県」と、豊かな自然を誇る県が続き、昨年の同率3位からは順位を落としたものの、今年もトップ5入りを果たしました。
昨年から順位を上げた都道府県としては、第3位の「千葉県」、第6位の「大阪府」が挙げられます。千葉県では「東京ディズニーリゾート」、大阪府では「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」に行きたいという声が大半を占めており、大型テーマパークを有する都道府県の人気の高まりが伺えます。マスクの着用が個人判断に委ねられ、各テーマパークの感染対策が緩和されたこともあり、テーマパークへの旅行を計画するファミリーが増えてきていると考えられます。
また、昨年はトップ15圏外だった「福井県」が11位、「愛知県」が13位にランクインしました。福井県では、この夏リニューアルオープンする世界三大恐竜博物館の「福井県立恐竜博物館」や夏季限定の大型プール「芝政ワールド」、愛知県では、日本初上陸で日本唯一の「レゴランド・ジャパン・リゾート」や2022年11月にオープンした「ジブリパーク」に行きたいファミリーが多数を占め、国内唯一や新オープンなどの注目を集める施設を有することがトップ15入りの要因と言えます。これらの注目施設に訪れたい「小学生以下の子連れファミリー」が、結果を大きく牽引しました。
訪れたい場所ややりたいことを軸にして旅行先を決めるファミリーが6割超。
「初めての場所」より「以前行って良かったところに」リピート訪問する傾向
▼上記の都道府県に旅行に行きたい理由
「行きたいスポットや遊びがあるから」を6割以上が選ぶ結果となり、訪れたい場所ややりたいことを軸にして旅行先を決めるファミリーが多いことがわかります。続いて「以前行ったことがあり、良かったから」の回答が、「行ったことがなく、気になっていたから」を上回りました。子ども連れファミリー旅行先決めにおいて、新しい場所に挑戦するより、以前行ったことがある場所へリピートして訪れる傾向が伺えます。
子連れファミリー、昨年夏休みは約4割が旅行せず。
一方、今年の夏休みの旅行意欲は9割超えに。
2022年の夏休みは、「旅行に行った」と回答した人は6割にとどまったのに対し、「2023年の夏休みは旅行に行く・旅行に行きたい」と回答した人は95.8%に上っており、高い旅行意欲が伺えます。
2023年夏の高い旅行意欲の中、旅行先としては国内旅行派が96.5%を占めました。海外旅行へのハードルは下がりつつあるものの、子連れでの海外旅行は控える傾向が見られるのは、物価高の影響も考えられます。日常生活が逼迫する中でも、今年の夏休みは旅行に行きたいという子連れファミリーが多数を占め、国内旅行という選択肢が選ばれています。
■調査概要
調査期間:2023年6月14日〜6月19日
調査対象:18歳以下の子どもを持つアソビュー!会員
調査人数:4,516名
調査方法:インターネット調査