【データ】「around20女子の『東京五輪』に関する意識調査」 SHIBUYA109 lab.調べ


 SHIBUYA109 lab.は16日、「around20女子の『東京五輪』に関する意識調査」の結果を発表した。

株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(本社:東京都渋谷区、社長:木村 知郎)が運営する若者マーケティング研究機関『SHIBUYA109 lab.(読み:シブヤイチマルキューラボ)』はaround20と定義する20歳前後の女性を対象に、「東京五輪」に関する意識調査を行いました。SHIBUYA109渋谷館内のアンケート調査(以降、SHIBUYA109ガールズ調査)と、グループインタビューの結果をお知らせいたします。

 

 

【1】around20女子の「8割」が東京五輪に期待。観戦方法は「TV・ネット観戦」需要が「現地観戦」を上回る
東京五輪への関心度を聞いたところ※図1、81.0%が楽しみと回答しました。
希望する観戦方法については※図2「テレビやネットでリアルタイム観戦(38.5%)」の回答が最も多く、次いで「現地で観戦(32.7%)」「ニュースやスポーツ番組で結果・ダイジェストを見る(28.3%)」という結果となりました。
チケットの抽選結果発表前の調査でしたが、現地で観戦よりも自宅でリアルタイム観戦の意向が強いようです。
グループインタビューでは五輪観戦チケットの応募はしておらず、TVでリアルタイム観戦をする予定という声が多くあがりました。

また、観戦相手は※図3家族(61.7%)や女友達(53.3%)という回答が多く、グループインタビューでも自宅で家族が観ている競技を一緒に見たり、ひとり暮らしをしている友達の家で鑑賞するという声が多くあがりました。来年は、ホームパーティーを兼ねたオリンピック観戦がトレンドとなりそうです。

【2】注目の競技・イベントは「開会式」!注目選手は「大坂なおみ」! テーマソングは「嵐」が人気
東京五輪で注目している競技・イベントを聞いてみたところ※図4、最も多い回答は「開会式」(46.3%)」、次いで「サッカー(24.4%)」、「水泳(22.9%)」「バレーボール(22.9%)」が続く結果となりました。
グループインタビューも同様の意見があがっており、ルールが分かりやすく、一緒に見ている人と共有しやすい競技に人気があるようです。

東京五輪で注目している出場選手※図5、第1位は「大阪なおみ(32.7%)」、第2位は「錦織圭(22.9%)」と世界で活躍するテニスプレイヤーである両名が並びました。さらに同率の第2位に平昌五輪スノーボード男子ハーフパイプ銀メダリストで、東京五輪ではスケートボードでの出場を目指す「平野歩夢(22.9%)」がランクイン。
平野歩夢さんについては、グループインタビューでも「新しい挑戦をする姿を見て、応援したくなった」という声があがりました。
around20の心を掴む共通点である「応援したくなる」という要素が、彼女たちの心を掴んでいることが分かります。

※図5 東京五輪で注目している出場選手※図5 東京五輪で注目している出場選手

東京五輪では実施されない協議の中で、今後実施してほしい競技を聞いてみたところ※図6「ブレイクダンス(32.7%)」が最も多い結果となりました。
本調査後に2024年パリ五輪でブレイクダンスが暫定追加種目として承認され話題となりました。学校の授業でのダンス必修化やTikTokの流行などにより、ダンスが身近になっていることも相まって、注目と親近感はaround20の間で高まっているようです。

 

※図6 今後実施してほしい五輪競技※図6 今後実施してほしい五輪競技

そして、東京五輪のテーマソングを歌ってほしいアーティスト、第1位は「嵐(35.6%)」第2位「米津玄師(18.5%)」第3位「あいみょん(18.0%)」と、今のaround20から絶大な支持を得るアーティストがランクインする結果となりました。

※図7 東京五輪でテーマソングを歌ってほしいアーティスト※図7 東京五輪でテーマソングを歌ってほしいアーティスト

【3】訪日外国人におすすめする東京スポットは「浅草エリア」「東京ディズニーリゾート」
東京五輪で盛り上がるのは日本人だけではありません。2020年は更に訪日外国人が増えることが予想されます。そんな中、around20が海外の人に教えたい日本の魅力を聞いてみました。
まず海外の人に教えたい東京周辺のスポット※図8第1位は「浅草エリア(雷門・仲見世通り等)(38.5%)」と「東京ディズニーリゾート(38.5)」、次いで「東京スカイツリー(33.7%)」という結果となりました。浅草はaround20にとっても人気のスポット。食べ歩きや、浴衣や着物を着て日本らしい写真を撮ることができる点がおすすめしたいポイントとなっているようです。
また海外の人に教えたい日本の文化※図9について聞いてみたところ、最も多いのは「日本食等の食文化(58.5%)」、次いで「日本らしい生活文化(温泉・銭湯・着物・浴衣等)(45.4%)」「J-POPアニメ漫画等の日本文化(35.1%)」という結果となりました。
グループインタビューでは、和菓子などの伝統的な日本の食文化のほかにも、日本らしい生活文化として「電車が遅れないこと」や「カラオケ」「コンビニ」などがあげられました。

【4】アンケート調査概要
①SHIBUYA109ガールズ調査
調査期間:2019年6月(10日~16日)
調査対象:SHIBUYA109渋谷 来館者around20(15〜24歳)女性
有効回答数:N=205

②SHIBUYA109ガールズグループインタビュー
調査期間:2019年7月
調査対象:女性 around20(18~21歳)女性
有効回答数:N=4

調査実施・分析:SHIBUYA109 lab.(運営:株式会社SHIBUYA109エンタテイメント)

※ 公開データの引用・転載の際は、『SHIBUYA109 lab.調べ』と明記いただきますようお願い申し上げます。
SHIBUYA109 lab./https://shibuya109lab.jp
※ 本リリースに記載の会社名、製品名、サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

【5】SHIBUYA109 lab.所長より
いよいよ来年に迫った東京五輪ですが、TVや学校の授業、家族との会話の中で話題になっていることが、around20の興味関心の高さに影響しているようです。
しかし、東京オリンピックのマスコットについては名前まで把握しているのは17.1%という結果となり、「マスコットを見たことはあるが名前を知らない」という人がほとんどでした。また、現地で観戦するよりも自宅で観戦するという声が多い結果となりましたが、これは今のaround20はTVを視聴しながらSNSで友達と共有する「ながら見スタイル」が主流となっていることも関係していると思われます。(SHIBUYA109 lab.所長/長田 麻衣)


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