Photosynthは12月27日、オフィス出勤状況に関する調査レポートを発表した。
※各回の緊急事態宣言の出勤者数の割合は、東京都における緊急事態宣言期間を基準に、同期間中に各エリアで最少を記録した 週の出勤者数の割合
日本国内で2020年初から本格化した新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、これまでに4回の緊急事態宣言の発出など、人々の生活やビジネスにも大きな影響を与えています。また、その間にも度重なる感染症の流行拡大や、新型コロナワクチンの摂取率の進展に加え、世界規模のイベントである東京オリンピック・パラリンピックの開催など、日本国内の状況も大きく変化してきています。
こういた状況を受けて、日本政府や自治体による感染拡大防止の取り組みが継続される一方で、企業でもテレワークや時差出勤などの取り組みが継続的に行われており、クラウドなどのテクノロジーを活用した場所を問わない、多様な働き方への移行が急速に進んでいます。
フォトシンスでは、全国の累計6,000社以上で導入されている「Akerun入退室管理システム」が取得するIoTを活用した入退室データをもとに、さらなる感染拡大の防止や企業における感染症対策に向けた取り組みのための指標として活用いただくことを目的に、導入企業における出勤者のオフィスへの入退室の動向を調査しました。
調査結果の概要は以下の通りです。
<調査結果の要旨>
- 東京都の出勤率は、新型コロナウイルス感染症の本格的な拡大前(2020年3月2日)と比較して、第1回〜4回の緊急事態宣言でそれぞれ、30.4%(1回目、2020年4月7日〜5月25日)、48.5%(2回目、2021年1月8日〜3月21日)、54.4%(3回目、2021年4月25日〜6月21日)、50.8%(4回目、2021年7月12日〜9月30日、夏季休暇の週(8月8日週)を除く)。
- 大阪府の出勤率は、新型コロナウイルス感染症の本格的な拡大前(2020年3月2日)と比較して、第1回〜4回の緊急事態宣言でそれぞれ、34.9%(1回目、2020年4月7日〜5月21日)、57.2%(2回目、2021年1月8日〜3月21日)、50.9%(3回目、2021年4月25日〜6月21日)、55.7%(4回目、2021年7月12日〜9月30日、夏季休暇の週(8月8日週)を除く)。
- 東京都と大阪府を除く45道府県での出勤者数は、新型コロナウイルス感染症の本格的な拡大前(2020年3月2日)と比較して、第1回〜4回の緊急事態宣言でそれぞれ、49.1%(1回目、2020年4月7日〜5月25日)、62.3%(2回目、2021年1月8日〜3月21日)、67.8%(3回目、2021年4月25日〜6月21日)、66.6%(4回目、2021年7月12日〜9月30日、夏季休暇の週(8月8日週)を除く)。
(注記)
- 2020年3月2日(月)の出勤者数を100とした場合の、調査対象期間の各週の1日あたりの平均出勤者数の割合(土日・祝日は除く)
- 各回の緊急事態宣言期間中に最小の出勤率を記録した週の1日あたりの平均出勤者数の割合
- 大阪府および45道府県における各回の緊急事態宣言の期間は、東京都における緊急事態宣言の期間に準拠
- ユーザーのデータは、個人情報保護の観点から、非識別化処理、集計処理、秘匿処理を行い、統計情報として利用
- 出勤者の定義:調査対象期間に「Akerun入退室管理システム」を利用してオフィスに入退室したアクティブユーザー(ユニークユーザー)
出勤状況の推移:
※2020年3月2日(月)の出勤者数を100とした場合の各週の1日あたりの平均出勤者数の割合(土日・祝日は除く)
※グラフ中の緊急事態宣言の各期間は、東京都における緊急事態宣言の期間
フォトシンスでは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止や対策の一助となれるよう、今後も企業や組織におけるテレワーク/時差出勤など新しい働き方や様々な取り組みを支援するための情報提供や新機能/機能アップデートの提供を順次進めてまいります。
【調査概要】
調査対象:
調査対象期間に、全国で累計6,000社以上で導入されている「Akerun入退室管理システム」を利用してオフィスに出入りした出勤者数
調査対象地域:
東日本と西日本の主要都市圏である東京都と大阪府に加え、東京都と大阪府を除く45道府県の3エリアを対象に調査
調査対象期間:
2020年3月1日(日)〜2021年12月18日(土)
※集計日:2021年12月23日
調査方法:
調査対象期間における「Akerun入退室管理システム」を利用した出勤者数(アクティブユーザー数)の推移を集計
※2020年3月2日(月)の出勤者数を100とした場合の、各週(土日・祝日を除く)の平日1日あたりの平均出勤者数の割合を集計
【調査結果の詳細】