6年連続増「ソロ」「平日」が特徴
日本オートキャンプ協会(明瀬一裕会長)はこのほど、「オートキャンプ白書2019」の概要を発表した。それによると、18年のオートキャンプ参加人口(推計)は前年比1.2%増の850万人となり、6年連続で前年を上回った。本書は7月29日発行した。
18年の特徴は、1人でキャンプを楽しむためにキャンプ場に行く「ソロ」と「平日」の増加だ。
キャンプの同行者をみると、「子ども連れ」(61.2%)が中心であることに変化はないが、ソロに注目すると「1人(単独)」は全体の5%で、16年の2%、17年3.5%とその割合は上昇傾向をたどっている。背景には芸能人がウェブサイトで自身のキャンプ情報を発信、共感する人が増えていることがあるようだ。
オートキャンプ場に対し、平日の利用者が17年と比べどうだったかを聞いたところ、「増えた」が34.8%(17年27.3%)、「減った」7.5%(同14.6%)、「変わらない」55.2%(同55.3%)だった。利用者については「ソロキャンパー」56.3%、「シニア」42.7%、「外国人」7.9%。
こうした動きを踏まえ、「18年には平日にソロを対象としたキャンプイベントも開かれた」と同協会。また、冬にキャンプをする「冬キャンプ」も堅調に推移している。
外国人利用者について、年間の来場者を調べたところ、最も多かったのは「1~10人」で28%、以下「11~20人」16.1%、「21~30人」が15.1%だった。