観光庁が12月18日に発表した主要旅行業47社の20年10月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比65.7%減の1556億193万円だった。内訳は、国内旅行が38.7%減の1512億5270万円、外国人旅行が97.6%減の6億9495万円、海外旅行が97.9%減の36億5428万円。
新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止の影響等により、総取扱額は全分野で前年同月比大幅減だった。このうち国内旅行は「Go Toトラベル事業の効果もあり、前年同月比で回復傾向が見られる」と同庁。
総取扱額が前年実績を超えたのは、富士急トラベルのみ。前年比9割超の減少となった事業者は、前月より8社減の7社。分野別では、国内旅行は阪急交通社、旅工房、富士急トラベル、三越伊勢丹ニッコウトラベルが前年比増。外国人旅行は京成トラベルサービスのみ前年を超えた。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比47.9%減の585億9918万円だった。内訳は、国内旅行が22.7%減の585億9918万円、外国人旅行と海外旅行はいずれも100.0%減の0円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は26.8%減の185万9523人。国内旅行は21.2%減の185万9523人、外国人旅行、海外旅行はいずれも0人だった。