観光庁が11日に発表した主要旅行業48社の今年1月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比4.8%減の2887億9377万円だった。内訳は、国内旅行が5.1%減の1709億9892万円、外国人旅行が21.0%増の125億6748万円、海外旅行が6.8%減の1052億2738万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は暖冬、雪不足の影響でスキーを中心とする商品の販売が伸びなかったことなどにより前年割れした。外国人旅行は春節であったことやMICE関連が好調だったことから前年実績を上回った。
総取扱額が前年実績を超えたのは48社中13社だった。旅行分野別で見ると、国内旅行は47社中18社、外国人旅行が29社中15社、海外旅行が46社中12社で前年比増。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比6.3%減の889億1003万円だった。内訳は、国内旅行が6.7%減の609億1267万円、外国人旅行が19.6%減の3億2883万円、海外旅行が5.3%減の276億6853万円。
募集型企画旅行の取扱人数は9.2%減の228万3160人。このうち国内旅行は9.0%減の212万7641人、外国人旅行は1.8%減の3万3896人、海外旅行は15.2%減の12万1623人だった。