観光庁が4月17日に発表した主要旅行業48社の2月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比18.9%減の2749億2242万円だった。内訳は、国内旅行が14.6%減の1691億6530万円、外国人旅行が35.7%減の79億7696万円、海外旅行が23.9%減の977億8016万円だった。
国内旅行、海外旅行、外国人旅行いずれについても、新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止の影響により、前年同月に比べ大幅な減少となった。
総取扱額が前年実績を超えたのは48社中13社。一方で前年比5割程度の事業者も4社あった。旅行分野別で見ると、国内旅行は47社中6社、外国人旅行が34社中9社、海外旅行が46社中7社で前年比増。外国人旅行では取扱額が前年同月の2倍以上の事業者もあった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比10.8%減の908億7709万円だった。内訳は、国内旅行が12.8%減の614億7564万円、外国人旅行が48.2%減の2億1564万円、海外旅行が5.7%減の291億8580万円。
募集型企画旅行の取扱人数は17.5%減の232万8278人。このうち国内旅行は17.2%減の216万7044人、外国人旅行は47.5%減の2万313人、海外旅行は14.6%減の14万921人だった。