観光庁が14日に発表した主要旅行業48社の6月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比92.9%減の287億8679万円。内訳は、国内旅行が87.9%減の266億9361万円、外国人旅行が99.0%減の1億9166万円、海外旅行が98.8%減の19億152万円だった。
新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止の影響などにより、総取扱額は国内旅行、海外旅行、外国人旅行いずれについても、前年同月に比べ8割超の減少。このうち国内旅行は「5月25日の緊急事態宣言の解除や6月19日の都道府県をまたぐ移動の全国的な緩和により、前月より一定程度の回復の傾向が見られる」と同庁。
総取扱額が前年実績を超えた事業者はなく、38社で前年比9割超の減少となった。旅行分野別で見ると、国内旅行、海外旅行、外国人旅行とも全事業者が前年割れした。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比95.6%減の42億9626万円だった。内訳は、国内旅行が93.5%減の42億9626万円、外国人旅行が100.0%減の0円、海外旅行が100.0%減の0円だった。
募集型企画旅行の取扱人数は93.8%減の15万1056人。このうち国内旅行は93.4%減の15万1056人、外国人旅行は100.0%減の0人、海外旅行は100.0%減の0人だった。