観光庁が3月8日に発表した主要旅行業49社の今年1月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1.0%増の3386億4259万円だった。内訳は、国内旅行が1.6%増の1842億3947万円、外国人旅行が2.4%増の132億8949万円、海外旅行が0.1%増の1411億1363万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は北海道での「ふっこう割」が引き続き好調で、前年比微増。外国人旅行は欧米豪市場を中心に引き続き堅調に推移し、前年実績を超えた。海外旅行のうち個人旅行は、欧州方面が好調だったがアジア方面が前年割れした。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中25社。旅行分野別で見ると、国内旅行は47社中21社、外国人旅行が34社20社、海外旅行が47社中23社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比1.1%減の949億279万円だった。内訳は、国内旅行が0.6%減の654億1819万円、外国人旅行が5.1%増の4億3464万円、海外旅行が2.3%減の290億4996万円。
募集型企画旅行の取扱人数は4.1%減の252万7153人。このうち国内旅行は3.8%減の234万9814人、外国人旅行は3.5%増の3万4529人、海外旅行は11.3%減の14万2810人だった。