観光庁が12月11日に発表した主要旅行業49社の10月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比3.7%減の4704億1896万円だった。内訳は、国内旅行が6.7%減の2522億3712万円、外国人旅行が29.1%増の304億4952万円、海外旅行が3.5%減の1877億3233万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は台風19号の影響によるキャンセルの発生などにより、前年実績を下回った。外国人旅行は、ラグビーワールドカップの影響などにより欧米豪を中心に好調で、前年比増。海外旅行は香港でのデモなどの影響で前年割れした。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中10社だった。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中9社、外国人旅行が33社中20社、海外旅行が47社中12社で前年比増。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比7.0%減の1127億33万円だった。内訳は、国内旅行が9.4%減の752億8137万円、外国人旅行が27.9%減の4億2431万円、海外旅行が1.3%減の369億9465万円。
募集型企画旅行の取扱人数は14.0%減の255万6231人。このうち国内旅行は14.6%減の236万8429人、外国人旅行は9.4%減の3万8257人、海外旅行は5.2%減の15万7666人だった。