総取扱額2%増に 国内旅行は微減、海外7%増
観光庁が11月10日に発表した主要旅行業50社の8月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比2・2%増の5980億3369万円だった。内訳は、国内旅行が0・3%減の3635億8327万円、外国人旅行が2・7%増の151億1796万円、海外旅行が6・7%増の2193億3245万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は各社で方面ごとの取扱額に差があったものの、全体としての総取扱額は前年同月とほぼ同じとなった。外国人旅行は、大型MICE案件があった前年同月に比べ同規模の案件はなかったものの、韓国、香港からの訪日客が好調だった。
総取扱額が前年実績を超えたのは50社中21社。旅行分野別では国内旅行は48社中14社、外国人旅行が36社中21社、海外旅行が48社中26社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は1・2%増の1892億7666万円だった。内訳は、国内旅行が2・1%減の1325億6164万円、外国人旅行が0・6%増の4億5516万円、海外旅行が9・9%増の562億5987万円。
募集型企画旅行の取扱人数は3・1%減の427万304人。このうち国内旅行は3・7%減の398万7928人、外国人旅行は23・9%増の3万8484人、海外旅行は5・1%増の24万3892人だった。