総取扱額1%の伸び 国内旅行は1%減に
観光庁が11月29日に発表した主要旅行業50社の9月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1・3%増の4999億9189万円だった。内訳は、国内旅行が1・3%減の2925億2140万円、外国人旅行が14・8%増の174億2119万円、海外旅行が4・3%増の1900億4929万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は関西方面がやや好調だったものの、3連休にかけて台風18号が本州を横断したことによるキャンセルなどの影響があり、前年実績を下回った。外国人旅行は、韓国、中国に加え、欧州、豪州も好調で2桁増となった。
総取扱額が前年実績を超えたのは50社中32社。旅行分野別では国内旅行は48社中22社、外国人旅行が36社中30社、海外旅行が48社中33社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比2・0%減の1287億6541万円だった。内訳は、国内旅行が4・8%減の868億8873万円、外国人旅行が0・4%増の5億4991万円、海外旅行が4・4%増の413億2678万円。
募集型企画旅行の取扱人数は3・7%減の327万9903人。このうち国内旅行は4・6%減の302万7689人、外国人旅行は7・6%増の3万6692人、海外旅行は8・4%増の21万5522人だった。