観光庁が1月31日に発表した主要旅行業50社の2017年11月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比5・8%増の5106億9893万円だった。内訳は、国内旅行が3・2%増の3154億3840万円、外国人旅行が21・6%増の205億7500万円、海外旅行が9・1%増の1746億8554万円となっている。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は団体旅行分野で前年の反動減があったが、個人旅行、特に沖縄方面が好調だった。外国人旅行は、韓国、中国、台湾、豪州からの訪日客の取り扱い好調に加え、新規大型MICE案件の取り扱いが多く前年実績を超えた。
総取扱額が前年実績を超えたのは50社中37社。旅行分野別では国内旅行は48社中30社、外国人旅行が36社中30社、海外旅行が48社中34社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比4・3%増の1243億3703万円だった。内訳は、国内旅行が2・6%増の917億6900万円、外国人旅行が0・8%増の5億4994万円、海外旅行が9・6%増の320億1809万円。
募集型企画旅行の取扱人数は0・3%減の333万3697人。このうち国内旅行は0・5%減の312万1171人、外国人旅行は23・1%増の4万294人、海外旅行は0・7%増の17万232人だった。