観光庁が9月27日に発表した主要旅行業50社の今年5月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比9・6%増の4705億2817万円だった。内訳は、国内旅行が7・5%増の2941億7220万円、海外旅行が12・7%増の1555億7007万円、外国人旅行が19・2%増の207億8591万円となった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行はゴールデンウイーク(GW)の日並びの良さにより、中部、中国・四国、沖縄方面が好調だったことから、前年実績を上回った。2桁増だった外国人旅行は、韓国からの旅行者が好調だった。
総取扱額が前年実績を超えたのは、50社中35社。旅行分野別では国内旅行が49社中37社、外国人旅行が37社中23社、海外旅行が48社中34社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比10・8%増の1158億4008万円だった。内訳は、国内旅行が9・7%増の825億6790万円、外国人旅行が7・1%増の7億2048万円、海外旅行が13・7%増の325億5170万円。
募集型企画旅行の取扱人数は、7・7%増の269万171人。このうち国内旅行は7・6%増の249万203人、外国人旅行は12・3%増の5万34人、海外旅行は7・0%増の14万9934人だった。