総取扱額は92%減 外国人旅行はマイナスに
鉄道旅客協会が7月29日に発表した主要旅行業11社の6月の旅行取扱額は、前年比92.1%減の225億3653万円だった。内訳は、国内旅行が87.7%減の206億6900万円、海外旅行が99.1%減の8億5994万円、外国人旅行がマイナス0.1%のマイナス1964万円、その他が27.9%減の10億2723万円。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、4、5月に続き総取扱額は全社で前年実績を大きく下回った。
内訳を見ると、国内旅行は全社が前年割れ。7社が実績と比べ9割減となった。海外旅行は全社で前年比減。阪急交通社は取り扱い額がマイナスとなった。外国人旅行は全社で前年実績を下回った。このうち、日本旅行、KNT―CTホールディングス、東武トップツアーズ、日通旅行はマイナス実績となった。
4月からの累計を見ると、総取扱額は前年同期比95.0%減の443億5636万円。事業者別の動向を見ると、各社とも前年比9割減。このうち阪急交通社はマイナス実績となった。
内訳は、国内旅行が92.5%減の397億2015万円、海外旅行が99.3%減の20億7482万円、外国人旅行が100.0%減の639万円、その他が40.7%減の25億5501万円。