和歌山県はこのほど、2016年の外国人宿泊者数が前年比17%増の50万191人泊となり、15年の過去最高記録(42万7594人)をさらに更新したと発表した。初の50万人超え。訪日気運の盛り上がりもあり、今後も同県を訪れる外国人旅行者が増えそうだ。
県観光交流課は増加要因として、これまでの継続的なプロモーションに加え、LCC(格安航空会社)航空路線の拡大やビザの緩和などを挙げている。
市場別では、約7割のシェアを占める東アジア市場のうち、香港、台湾が個人旅行化の流れのなかで減速したものの、中国、韓国は引き続き好調な伸びを示し、特に韓国は前年比58・1%増と大きく増えた。
宿泊者が多い市町村は和歌山市で、15万6498人泊だった。次いで、白浜町の10万1521人泊、高野町の7万6645人泊、那智勝浦町の5万3568人泊、みなべ町の5万851人泊など。