【データ】夏の家族旅行に関する意識調査


 アクトインディは6日、夏の家族旅行に関する意識調査の結果を発表した。

国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社(東京都品川区 代表取締役:下元敬道 以下、アクトインディ)は、株式会社昭文社ホールディングス(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)とその子会社である株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役 清水康史、以下昭文社)が発行するファミリー層向け夏のおでかけ情報誌「家族でおでかけ 夏休み号」編集部と共同で、昨年と今年の夏の家族旅行の意識調査を実施しました。
※本調査は、2021月3月19日(金)〜2021年3月31日(水)の間に、「いこーよ」の登録ユーザーおよび「家族でおでかけ」の読者(過去の読者アン ケートの回答者など)を対象に、昨夏およびこの夏の家族おでかけに関して行ったアンケート調査(有効回答数:1570 サンプル)です。

コロナ禍でより厳しい外出自粛が叫ばれた昨夏と、ワクチン接種が進みながらも一進一退を続ける感染状況を意識した今夏のおでかけ意識の違いが顕著に表れました。トピックスを発表します。

  • 昨年の夏休みは、64%(2/3 近く)が「自宅で過ごしました」と回答
  • 昨年の夏休みは、「帰省しなかった家庭」が8割近くにのぼった
  • 今年の夏に「子どもとやりたいこと」は、1位「旅行」2位「花火」3位「プール」(2021年3月時点)

※現在、最新の夏のおでかけ意識調査を 2社で実施中です。7月中に発表する予定です。

■調査結果を掲載している商品の概要

左:首都圏版、右:京阪神版の各表紙左:首都圏版、右:京阪神版の各表紙

シリーズ名 :「まっぷる 家族でおでかけ」シリーズ

商品名 :『関東・首都圏発 夏休み号』
『京阪神・名古屋発 夏休み号』
体裁・頁数 : A4 変判、本体 184 頁
発売日 : 2021年6月17日
全国の主要書店で販売
定価 : 首都圏版 660円
(本体 600 円+税 10%)
京阪神版 880 円
(本体 800 円+税 10%)
出版社 : 株式会社 昭文社

■ 調査結果
《 昨年の夏休みの過ごし方は? 》
Q:「昨年の夏休みはどう過ごしたか?」⇒ A:64%(2/3 近く)が「自宅で過ごした」
新型コロナウイルス感染症の影響で全国の小中学校で夏休みが短縮されることになり、おでかけの予定を立てなかったり取りやめたりして、自宅で過ごすことを選択せざるを得ない状況となりました。昨年の夏休みの過ごし方を質問したところ、45%が「旅行の予定は立てず、自宅で過ごした」19%が「旅行の予定を中止して自宅で過ごした」と回答しました。
Q:「(休み中)普段は何をしていましたか?」⇒ A:多くの家庭は近場の公園や自宅で過ごした
せっかくの夏休みでも外出自粛が要請されるなど世の中の流れもあり、「近くの公園(1,027人)」や 「ゲームなど屋内で過ごした(799人)」「自宅のビニールプールで水遊び(578人)」など、自宅周辺で過ごす家庭が非常に多かったことがうかがえます。また、屋内遊具施設などで運動不足を解消しようとしたり、ずっと自宅で過ごすことによる子どものストレスを発散させたりしていたことがわかります。

《 昨年の夏休みの旅行・帰省は? 》
Q:「旅行の日程は?」⇒ A:日帰りや1泊2日の短期旅行が大多数を占める

2020年7月から東京を除いて「GoToトラベル」キャンペーンがスタートしました。それにより人の流れが増えていきましたが、旅行先に選んだのは、日帰り(216 人)や 1泊 2日(314 人などの近場が大多数を占めたことがわかりました。感染予防の観点から、マイカーで移動できる範囲の旅行が主流でした。
Q:「帰省しましたか?」⇒ A:8割近くの家庭が昨年帰省をしなかった
夏休みのおでかけの定番の一つである帰省。おじいちゃんおばあちゃんと会うのを楽しみにしている子どもも多い中、感染リスクを考慮し、全体の8割近くが「帰省をあきらめた(42%)」、「帰省は予定 していなかった(32.3%)」と回答しました。メディア報道などで多く取り上げられていたオンライン帰省をした人は、全体の4.6%にとどまりました。

《 今年の夏休みの予定は?》
2021年のゴールデンウィークは昨年比で約1.9 倍の人が国内旅行をしたとの統計結果が出ています。
これは新型コロナウイルス感染症の影響がなかった 2019 年と比べると、約4割程度の水準にとどまりますが、おでかけができる環境が昨年よりは戻ってきたといえます。
Q:「今年の夏に子どもとやりたいことは?」⇒ A:1位は「旅行」
年始以降に発令された 2回目・3回目の緊急事態宣言では、休校が要請されなかったことから、今年は今のところ、例年どおりの夏休み期間が設けられる予想となっています。多くの施設で感染予防対策がきちんと行われることもあり、旅行(1位)、花火(2位)、プール(3位)、キャンプ(4位)、帰省(5位)等、おでかけを考えている家庭が多いようです。
Q:「夏休みの旅行の予定は?」⇒ A:2割の家庭は既に予定を立てている
新型コロナウイルス感染症の収束見通しが立たず、変異株の出現など先が見えない日々が続いている中、8割の家庭から「予定を立てていない」との回答を得た一方、2割の家庭は春の時点で既に夏休みの旅行の予定を立てていることがわかりました。

Q:「おでかけは何回くらい?」⇒ A:「2〜3 回」が過半数(55%)を占める
旅行期間を短くしつつ、複数回でかけたいと考えている家庭が多いようです。もっとも多いのは2〜3回(55%)、2位は1回(22%)でした。
Q:「どんな場所へ行く?」⇒ A:9割以上は泊まりがけでの旅行を予定
予定を立てている家庭のうち、9割以上が泊まりがけでの旅行を予定しています。その半数以上(56%)が居住地から 1〜2時間圏内へ旅行する「マイクロツーリズム(小さな、近隣への旅行)」が好まれる傾向にあるようです。都府県をまたぐ移動の自粛下でもでかけられるエリアとして選ばれているのでしょう。
一方、遠隔地への移動を考える家庭も36%と一定数あることもわかりました。状況次第では遠くへ旅をしたい、という思いがあることもうかがえます。

《 コロナ禍のおでかけで気になるのは? 》
Q:「どんなところなら安心?」⇒ A:感染対策が万全なところ

そのほか、密を避けやすい公園や牧場などの屋外施設や、混雑具合をホームページなどで確認できる遊戯施設・博物館・美術館などの屋内施設、または目的地への所要時間の短さなどを意識する方が多いことがわかります。
Q:「どんな宿泊施設を利用したいですか?」⇒ A:部屋食&貸切風呂が利用できる宿が断トツ
泊まりがけの旅行で一番気になるのは宿泊施設です。温泉などを楽しみながらも人との接触を極力避けるため、食事は部屋食で貸切風呂があることを利用条件にしている方が非常に多くなっています。そのほか、郊外にあるキャンプ場やコテージなども人気です。

 


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