宿泊客が約350万人、過去5年で最高
高千穂峡が人気
宮崎県観光推進課によると、2015年の県への観光入り込み客数は、1580万人で、前年比9・2%となった。このうち、宿泊客が350万人で同14・1%の増加、日帰り客が1229万人で同7・9%の増加となった。増加要因としては、東九州自動車道の開通が進んだことや、15年に実施した「ふるさと旅行券」、8月から就航したLCC(格安航空会社)の宮崎―大阪(関西)線の開通を指摘している。
入り込み客のシェアは、鹿児島県が29・1%で最も多く、大分県が14・5%、福岡県が13・1%と続き、九州からの来県が多かった。国外からは2・5%だった。
旅行の目的は、自然・風景・名所を楽しむ旅が50・8%と約半数を占め、味・ショッピングを楽しむ旅が17・2%、温泉・保養が13・6%と続いた。
宿泊施設の利用について、県内客はホテルが51・2%、キャンプ場が20・7%、旅館が11・0%、ペンション・民宿が続いた。県外客はホテルが85・9%と最も多く、旅館が6・9%、ペンション・民宿が2・1%と続いた。
観光地・観光施設への来訪は、高千穂町(高千穂峡)が最も多く約162万人、西都原古墳群が約104万人、鵜戸神宮が約97万人と続いた。高千穂町は、同13・1%と大きく増えた。