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愛知県はこのほど、同県を訪れた外国人客の旅行消費動向調査についてその結果を発表した。これによると95・2%の人が同県での観光について満足と感じていることが分かった。具体的には、48・9%の人が「交通アクセスの便が良い」を満足した点として挙げたほか、案内表示の分かりやすさなども多くの人が高く評価した。
調査は、外国人観光客の同県内での旅行実態や観光資源に対する満足度などを把握するのが目的で、昨年度に続き2回目。中部国際空港(セントレア)国際線制限エリアで、昨年10~11月(10月24~27日、11月11~13日)に、同空港からの出発便で出国する外国人観光客を対象に、調査員による聞き取り形式で実施した。
回答者の性別は、男性が54・2%、女性が45・8%。来日回数は「5回目以上」が40・4%で最も多く、以下「1回目」が27・1%、「2回目」が14・4%。愛知県への来訪回数は1回目が57・0%で半数を超えた。
同県観光への満足度については、最も多い54・5%の人が「満足」、次いで40・8%の人が「非常に満足」と答えた。具体的な満足した点については、「交通アクセスの便が良い」が最も多く、以下「観光施設・交通機関等の案内表示がわかりやすい」が33・6%、「『食』の面で魅力がある」が33・4%、「接客サービスの対応が良い」が33・3%で続いた。
一方、不満に感じた点については、「フリーWi―Fiスポットが少ない」が28・4%で最も多く、「コミュニケーションが取りづらい」が26・2%、「フリーWi―Fiの通信環境が悪い」が21・0%で続いた。国別では、米州と欧州で「カード払いができない」と答えた割合がそれぞれ20・5%、25・0%で高かった。
同県で宿泊した施設については、最も多いのが「ホテル」で58・5%、以下「親族・知人宅」が10・5%、「旅館」が10・4%だった。国・地域別ではほとんどの国・地域でホテルが最多だったが、台湾と香港は「ゲストハウス」と答えた人がそれぞれ20・1%、14・8%で、他の国・地域よりも多かった。
このほか、台湾、香港、中国は旅館に宿泊した人の割合が、それぞれ26・6%、21・6%、17・0%で、他の国・地域よりも多かった。