Airporterは18日、「新型コロナウイルス感染症がインバウンド客に与える影響の調査」の結果を発表した。
追跡調査の結果、インバウンド客の大部分を占める、中国、香港、台湾からの訪日時期に明確な差が見られ、訪日時の予算にも大きな差があることが確認できました。
なお、希望者には、【無料】にて約1,200ページにわたる調査レポートをご提供させていただきます。ご希望の方は、リリース下部の問い合わせ先までご請求いただけますと幸いです。
実施責任者:株式会社Airporter
調査目的:新型コロナウイルス感染症がインバウンド客に与える影響の調査
調査対象:Airporterの過去の利用者
調査実施日:2020年4月24日-2020年4月27日
調査方法:Webアンケート調査(チャット形式)
【記述統計】
有効回答数:125
回答者の属性
性別:男性 38%(48) / 女性 61%(76)/ その他 1%(1)
年代:10代 2%(2)/ 20代 50%(63)/ 30代 26%(33)/ 40代 15%(19)
50代 5%(6)/ 60代 2%(2)/
出身地:台湾 46% (58) / 香港 16% (20) / 韓国 1% (1) / 中国 9% (11)
シンガポール 6% (8) / マレーシア 7% (9) / インドネシア 2% (3) / フィリピン 2% (2)
アメリカ 2% (3) / オーストラリア 2% (2) / メキシコ 1% (1) / カナダ 2% (2) /
アゼルバイジャン 1% (1) / ロシア 1% (1) / オランダ 1% (1) / トルコ 1% (1) /マカオ 1% (1)
【全体傾向】
ここでは、全体で1,200ページ以上にわたる調査結果のうち、新型コロナウイルス感染症と回答者の旅程の関係についての調査結果を抜粋しました。詳細レポートには、国や地域別の訪日目的や訪問したい都市、情報収集の方法等もまとめております。
●コロナ収束後に旅行したい場所
コロナ収束後に旅行したい場所は、回答者のうち86%が日本を選び、日本が一位でした。
次に、韓国とタイ、台湾が続き、新型コロナウイルス感染症の抑え込みに成功している国や地域が、
海外旅行先として選ばれやすいという傾向があります。
●コロナ収束後に旅行したい場所
3/23-3/29実施の前回調査では、「コロナ感染症が落ち着いてから」が約16%であったのに対して、
今回の調査では、同回答が64%を占め、約4倍になっていました。
4月は世界的にロックダウンが進んだことで、世界的に「自粛モード」になっていたことがわかります。
【個別傾向】中華圏の訪日外国人
●中華圏の方々の訪日予定時期
・台湾の方は、2021年4〜6月の回答が12%と最も多い一方で、特出した時期はないようです。
・香港の方は、2020年10〜12月の回答が15%と最も多く、中国の次に戻りが早い可能性があります。
・中国の方は、2020年7〜9月の回答が18%と最も多く、中華圏の中では最も早く市況が回復しそうです。
●中華圏の方々の旅ナカでの買い物場所
・台湾の方は、その他の中華圏に比べ、アウトレットモールでの購買が多い一方で、百貨店や免税店での購買が少ないようです。
・香港の方は、その他の中華圏に比べ、購買意欲が高く、とくに、100円均一や家電量販店、免税店での購買が多いようです。一方で、アウトレモールでの購買は相対的に最も少ないようです。
・中国の方は、その他の中華圏に比べ、薬局での購買が多い一方で、スーパーマーケットや100円均一、家電量販店における購買が少ないようです。
●中華圏の方々の旅ナカ予算
・台湾の方は、予算10〜30万円の回答が36%と最も多い一方で、予算5万以下の割合が、中華圏の中で最も多く、日本を手軽な旅行先と捉えていることがわかります。
・香港の方は、予算10〜30万円の回答が60%と最も多く、同予算への回答率も中華圏の中で最も高いです。特定の所得層が、訪日を支えている可能性があります。
・中国の方は、予算10〜30万円と予算30〜50万円が36%を占め、中華圏の中でも引き続き、予算の高さは変わらないようです。