過去最高、観光入り込み客が1億7371万人
TDR、成田山が人気
千葉県商工労働部観光企画課によると、2015年の県への観光入り込み客数は、約1億7371万人だった。前年比3・6%増で、過去最高の人数となった。増加要因としては、成田山新勝寺を訪れる外国人観光客の増加、酒々井プレミアム・アウトレットや銚子セレクト市場のリニューアルオープン、道の駅の新規オープン、幕張メッセでの集客性のある音楽イベントの増加、県立柏の葉公園でのスポーツイベントの増加などを指摘している。
地域別の観光入り込み客数の構成比は、東葛飾が34・0%で最も多く、千葉が16・6%、印旛が14・2%と続いた。
宿泊客数は、1755万3千人で同8・4%の増加となった。日本人宿泊客数の主な増加理由には、プレミアム付き宿泊券の利用などを挙げている。
外国人宿泊客は、278万人で同54・0%増となり、前年を大きく上回った。国・地域別は、中国が122万9千人で約半数を占めた。台湾が27万6千人、北米が26万7千人、タイが14万1千人と続いた。
観光入り込み客が多かった観光地は、1位が東京ディズニーリゾート(TDR、浦安市)で3019万人。2位は成田山新勝寺(成田市)で1106万人、3位は海ほたるパーキングエリア(木更津市)で764万人。観光入り込み客が多かった行祭事・イベントは、1位が茂原七夕まつり(茂原市)で83万人。2位は佐原の大祭 夏祭り・秋祭り(香取市)で76万人、3位は柏祭り(柏市)で72万人だった。