平成29年観光入込客数、2.3%減の7248万人
夏の天候不良で海水浴客が大幅に落ち込む
新潟県産業労働観光部観光局観光企画課は、「平成29年新潟県観光入込客統計」をこのほど発表した。平成29年(1月1日から12月31日まで)の新潟県の観光入込客数は、7247万7709人となり、前年比で2.3%減少した。「行祭事・イベント」「温泉・健康」や道の駅を含む「都市型観光(食・買物)」の観光地点では前年並みに推移したものの、夏の天候不良(梅雨明けの遅れ、台風)により海水浴場への入り込みが大幅に落ち込んだ。
月別観光客数
ゴールデンウイークの曜日配列が良く、5連休となったことに加え、おおむね好天に恵まれたため、各観光地やイベント、スキー場への入り込みが好調となり、5月の入り込みが増加した。
例年よりも梅雨明けが遅れ、天候不良の日が多かったことから、海水浴場や屋外イベントなどへの入り込みが伸び悩み、7月の入り込みが減少した。
目的別観光客数
「その他」以外の全ての項目で前年比マイナスとなった。
地域別観光客数
施設改修のため休館した上越市立水族博物館がある上越地域や、県立美術館で前年に開催された人気催事展の反動などの影響があった中越地域では入り込みが減少した。
春先まで一定量の積雪が保たれるなど、スキー場への入り込みが堅調だった魚沼地域では入り込みが増加した。
佐渡地域では、団体客の減少が続く影響もあり、多くの観光地点で入り込みが減少した。
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