入込客数は17.2%増、3769万人
宿泊客数は12.4%増
消費額は3.2%減、4001億円
山梨県が6月10日に発表した、「平成30年山梨県観光入込客統計調査報告書」によると、昨年1年間の同県への観光入込客数(実人数)は前年比17.2%増の3768万8千人だった。「外国人観光客の増加などにより、過去最高だった前年を上回った」と同県。観光消費額は3.2%減の4001億円だった。
観光入込客数が過去最高となった要因について同県は、アジア圏での官民一体となったプロモーションによる外国人観光客の増加に加え、早い時期の梅雨明けと紅葉の時期の好天、富士山の継続的な人気を挙げる。月別の動向を見ると、8月が構成比14.8%の560万人で最も多く、最小は2月で同5.0%の190万人。前年対比を見ると、4~6月を除きいずれの月も前年比2ケタの伸びと好調。構成比の大きい8月が33.5%増と大きく伸ばした。
日帰り、宿泊別の観光客の入込数は、日帰り客が18.8%増の2847万1千人、宿泊客は12.4%増の921万7千人。訪日外国人の宿泊者数(延べ人数)は、36.1%増の218万9千人。
圏域別の状況を見ると、構成比は峡中(甲府市、南アルプス市など)が15.2%、峡東(甲州市、笛吹市など)が16.4%、峡南(身延町、早川町など)が6.5%、峡北(北杜市など)が12.9%、富士・東部(富士吉田市、大月市など)が49.1%。いずれの地域も前年よりも入込客数が増えた。このうち2割増となった峡中域圏は、「芸術の杜・武田神社周辺」が25.2%増。スポーツ・レクリエーション施設でのイベントが好調だった。富士・東部域圏では最もシェアの大きい「富士吉田・河口湖・三つ峠周辺」が24.8%増。河口湖周辺の自然に関するレクリエーション施設などで外国人観光客が大幅に増えたことがけん引した。
外国人延べ宿泊客の国・地域別の内訳は、1位が中国で41.6%、2位が台湾で15.7%、3位はタイで9.8%。<
県では県外観光客へのアンケートも実施し、統計調査結果と併せて結果を発表した。これによると、旅行目的は、「自然を楽しむ」が49.8%で最も多く、以下「温泉を楽しむ」(27.2%)、「ショッピング」(19.2%)が続いた。
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