アウンコンサルティングは2019年12月24日、調査結果「2019年に台湾で人気の日本製品ランキング」を発表した。
この度、株式会社Payke(本社:沖縄県北谷町、代表取締役CEO:古田 奎輔、以下 Payke)が展開する訪日外国人向けのショッピングサポートアプリの「Payke(ペイク)」における商品接触ランキングデータと検索数を比較し、台湾の日本製品に対する関心度調査を行いました。
訪日外国人向けのショッピングサポートアプリ「Payke」は、商品のバーコードをスマートフォンでかざすだけで、あらゆる情報や口コミを利用者の母国語で閲覧できるサービスです。現在、7言語に対応しており、利用ユーザは400万人を超えております。*
今回、「Payke」のスキャン数と検索数のデータを活用し、台湾の日本製品に対する関心度を分析いたしました。
以下の図は、2019年1月~11月までの「Payke」のスキャン数が多かった商品のランキング(検索数が確認できた商品のみ)と検索数を比較したものです。
* API 提供先なとも含む利用者数(2019年6月末時点)
■需要がありながら、認知度が低い可能性がある商品
スキャン数が多い一方で検索数が少ない商品は、商品情報を知らないが、興味関心が高いため、スキャンをして商品情報を得ていると考えられます。これは、需要の高い商品でありながら、商品としての認知度が低い可能性があると言えます。
食品では『一平ちゃん』『雪印コーヒー』『じゃがりこ』、化粧品では『なめらか本舗』『馬油スキンクリーム』、医薬品では『サンテFX』『ロートリセ』などがこれにあたります。
■認知度と需要ともに高い可能性のある商品
また、スキャン数が少なく、検索数が多い商品は、商品としての認知度と需要がともに高い可能性がある商品といえます。食品では『午後の紅茶』『マルちゃん』、化粧品では『ペアアクネ』『ロゼット』『ヒアルロン酸原液』『薬用パック ツブ・ナイト』、医薬品では『アリナミン』『サロンパス』などがこれにあたります。
※検索数を調査しやすくするため、商品名を簡略化している場合がございます。
■食品
■化粧品
■医薬品
※Google AdWords キーワードプランナーツールによる検索数データ
台湾における繁体字の検索数(2019年1月~10月)
■【日清 から揚げ粉】の検索数、前年比約1.3%(31,600)増
2018年1月から2019年10月にかけて検索数の変動が大きかった検索ワードを調査したところ、以下の図のようになりました。2018年1~10月と2019年1月~10月の合計値を比較すると、【日清 から揚げ粉】は+31,600、【龍角散】は+21,900、【カップヌードル】は-10,600、【午後の紅茶】は-13,030と推移しております。
【日清から揚げ粉】は2019年3月から増加傾向にあります。また、【龍角散】は花粉症の多い3~4月に、【午後の紅茶】は、3月と9月に検索数が伸びており、季節による規則性が出ていることがわかります。
※Google AdWords キーワードプランナーツールによる検索数データ
台湾における繁体字の検索数(2018年1月~2019年10月)