今冬旅行を考えている日本人旅行者の59%はすでにリサーチを開始
トリップアドバイザーは4日、2021年冬の旅行動向調査の結果を発表した。
世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor®」(トリップアドバイザー、本社:マサチューセッツ州ニーダム、NASDAQ:TRIP、CEO:ステファン・カウファー、日本語版サイト: www.tripadvisor.jp) は、世界6ヵ国の旅行者への意識調査[1]及びサイトの利用状況データ[2]を基に、2021年冬の旅行動向について発表しました。
2021年10月5日から14日にかけて実施された意識調査の結果によると、日本人旅行者の年末年始(2021年11月~2022年1月の期間中)の旅行への考え方は「慎重になっている」、「ワクワクしている」、「楽観的である」がトップ3となり、慎重な姿勢を保ちつつも旅行を楽しみにしている傾向が見受けられました。また、半数以上は年末年始の旅行について、「予定している」または「まだわからない」と回答し、その内59%はすでに目的地を調べたり旅行関連のウェブサイトを閲覧するなどのリサーチに時間を費やしています。年末年始の旅行計画を決めるタイミングについては、11月と12月があわせて56%となり、「旅行を予定している」と回答した人の内の69%が旅行の計画について「まだ予約をしていない」、「もっと時期が近づいてから決める」と答えています。
旅行先については「自宅から2時間以上の国内旅行」が77%で多数となりましたが、トリップアドバイザーの利用状況データから算出された前年比で回復傾向が見られる観光地にはニューヨークシティがランクインし、海外旅行への関心回復の傾向を示しています。人気観光地は海外ではホノルル、パリ、バンコク、国内では京都市、舞浜、大阪市がそれぞれトップ3という結果になりました。
2021年冬の旅行状況トレンド:
- 旅行の有無:年末年始(2021年11月~2022年1月の期間中)に「旅行を予定している」と回答した日本人旅行者は28%、「予定していない」は45%(前年比28%減)、「まだ決めていない」は27%。旅行を予定していると答えた人の内「すでに予約をした」人は31%、「まだ予約をしていない」人は36%、「もっと時期が近づいてから決める」人は33%という結果に。予定している、またはまだ決めていないと回答した人の内、59%がすでにリサーチに時間を費やしていると回答。予定していないと回答した人の中でトップの理由は「新型コロナウィルス感染症が心配なため」で69%、次いで「年末年始は旅行をしないことが多い」が26%、「お金がかかるから」が24%
- 移動距離:「国内(自宅から2時間以上)」が77%、「地元(自宅から2時間未満)」が40%
- 旅行への考え方:「慎重になっている」が40%、「ワクワクしている」が33%、「楽観的である」が20%
- 旅行への出費:2020年の冬の旅行での出費と比べ、2021年の旅行では出費が「2020年より多い」との回答が36%、「2020年と同じ」が42%、「2020年より少ない」が22%
- 旅行先:「初めて訪れる場所」が39%、「以前訪れたことのある場所」が41%、「まだ決めていない」が20%
- 旅行の計画時期:10月が4%、11月と12月がそれぞれ28%
- 旅行時期:11月19日、20日、12月31日のチェックイン日が多い傾向に
2021年冬の人気観光地(国内)
- 京都市(京都府)
- 舞浜(千葉県)
- 大阪市(大阪府)
- 箱根町(神奈川県)
- 恩納村(沖縄県)
2021年冬の人気観光地(海外)
- ホノルル(アメリカ)
- パリ(フランス)
- バンコク(タイ)
- ドバイ(アラブ首長国連邦)
- ロンドン(イギリス)
2021年冬の回復傾向が強い観光地(前年比)
- 豊洲(東京都)
- 有明(東京都)
- 渋谷(東京都)
- 浅草(東京都)
- 代々木(東京都)
- 尾花沢市(山形県)
- ニューヨークシティ(アメリカ)
- 奄美市(鹿児島県)
- 歌舞伎町(東京都)
- 銀座(東京)
[1] 2021年10月5日から14日の期間、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、日本、シンガポールで実施。合計2,400名以上が回答 [2] トリップアドバイザー上で2021年11月1日~2022年1月31日の旅行期間を対象とした2021年9月1日~10月15日の期間中の行動データより算出