【ランキング】2018年のSNS映えスポットランキング スナップレイス調べ


 スナップレイスは11日、2018年のSNS映えスポットランキングを発表した。

SNS映え投稿分析のスナップレイスは、SNSの様々なデータを独自のアルゴリズムで分析し、2018年にSNS映え度の高かったスポットを抽出し、ランキングTOP10を発表しました。

スナップレイスでは主にインスタグラムやツイッターなどのSNS上のあらゆる投稿を分析し、SNS映えするスポットだけを集めて地図上にマッピングしたサイト「スナップレイス( https://snaplace.jp/ )」を運営しています。今回は2018年のSNS分析データをもとに、2018年のSNS映えスポットランキングを発表しました。

<2018年の傾向>
2018年の傾向として見られた特徴としては、アクセスの良い都心部よりも地方のスポットがランキング上位を占めた点です。これまでは東京などの都市部など、比較的アクセスのよいスポットが人気を集めてきました。しかし、直近では滋賀県のラコリーナ近江八幡や、石川県の金沢21世紀美術館などをはじめ、地方のスポットにも注目が集まり始めています。2017年に「インスタ映え」が流行語大賞となって以来、首都圏では数多くのインスタ映えを狙ったスポットが増えていますが、地方のSNS映えスポットはまた一味違った、そこでしか撮影できないような写真が撮影でき、他の人と差別化もしやすいことからSNS上で反響が高まりやすいのではないかと考えられます。

<2019年の予想>
そして2019年は、より「ストーリー性のあるフォトジェニックさ」がポイントになると予想されます。これまではナイトプールを筆頭に「インスタ映え」が流行し始めたこともあり、飲食店や観光施設がインスタ映えする仕掛けを行い始めました。例えば、可愛いウォールアートを設置したり、カラフルなスイーツを作ったり、ハートで可愛くデコレーションしたりなど。このような流れの中で、消費者もインスタ映えに対する目線はどんどんと肥えてきています。そこで、必要なのは「ストーリー性のあるフォトジェニックさ」です。例えば、写真撮影が可能な美術館やアート展は海外でも流行しており、日本にも来場者参加型でフォトジェニックな写真が撮れる美術展の人気はより高まると想定されます。また、飲食店では生クリームにこだわった生クリーム専門店やミルクティー専門店など、特定の素材などにこだわった分かりやすいストーリー性のある店舗がより注目を集めると予想されます。

■分析対象のデータと抽出手法
分析対象データは、SNS映えの基準に従ってSNSから抽出し、スナップレイスに掲載される全国約6,000スポットです。それら全スポットの2018年のSNS投稿データを分析し、2018年のインスタ映え、ツイッター映えTOP10をそれぞれ集計しました。

■インスタ映えランキングTOP10

1位 八坂庚申堂(京都府京都市)
1位は昨年同様、八坂庚申堂となりました。色鮮やかなくくり猿が写真で映えるスポットとして、京都通の人には知る人ぞ知るスポットです。くくり猿は色のバリエーションが豊富で、沢山吊るされた状態がカラフルでインスタ映えするとして話題となりました。近くにはレンタル着物店もあり、着物を着て撮影することもできます。

photo by @ hocchipicphoto by @ hocchipic

2位 川越氷川神社(埼玉県川越市)
赤い糸をモチーフにしたお守りや鯛みくじなど、乙女心をくすぐる可愛い写真が撮影できるスポットです。1日20体限定の無料でもらえる「縁結び玉」、境内にあるおしゃれカフェ「むすびカフェ」や、夏に開催されている「風鈴の回廊」などインスタ映え写真を撮影できる個所が複数あることもポイントです。

photo by @ h1a0r0u7photo by @ h1a0r0u7

3位 BE KOBE(兵庫県神戸市)
2017年4月に設置された「BE KOBE」。ちょうど年初からSNS投稿も増加し、主に高校生の修学旅行(10~3月)などで神戸を訪れた学生がこのスポットで写真を撮り、インスタグラムに写真を投稿し始めました。その写真がほかの学生にも広がり、最初は学生中心に一気に拡散し、今では一般の人にも広がっています。現在では、神戸の港を背景にフォトジェニックな写真が撮れるということで人気のフォトスポットになっています。多い時は、撮影をするのに30分以上並ぶこともあります。

photo by @m.kiyotophoto by @m.kiyoto

4位 ラコリーナ近江八幡(滋賀県近江八幡市)
限定スイーツの名物のバームクーヘンに加え、メルヘンな小屋などの建物が別世界に迷い込んだような可愛い写真が撮れるスポットです。スイーツなどの食べ物は投稿しやすく、さらに、非日常感あふれるメルヘンチックな建物のスポットという2ポイントが投稿数の増加につながりました。そして、だれもが簡単に別世界に迷い込んだようなショットが簡単に撮れることから、SNSでの広がりを後押ししました。また、芝生たっぷりの屋根でできた建物やメルヘンな小屋などが「ジブリ感」ある雰囲気の写真となり、タイムラインでひときわ目立ち、その非日常感あふれる写真が反応を得やすいというポイントもありました。

photo by @_____mimphoto by @_____mim

5位 佐久島(愛知県西尾市)
6位 金沢21世紀美術館(石川県金沢市)
7位 猿島(神奈川県横須賀市)
8位 三光稲荷神社(愛知県犬山市)
9位 養老天命反転地(岐阜県養老郡)
10位 志摩地中海村(三重県志摩市)

■ツイッター映えランキング TOP10

1位 大久野島(広島県竹原市)
戦時中は毒ガス工場があったことから、「毒ガスの島」とも言われます。今では多くのウサギが生息しており、ウサギ島とも呼ばれ、約700羽のウサギが催促していると言われています。大量のウサギや、ウサギと戯れる写真がSNS上で話題を呼んでいます。

2位 恐竜博物館(福井県勝山市)
恐竜に関する国内最大級の博物館で、数十体の恐竜骨格、千数百もの標本、化石、大型復元ジオラマなどが展示されています。特に、リアルな恐竜の模型と一緒に撮影した写真のインパクトがSNS上での反響の高さにつながっています。

photo by @ishih_arashiphoto by @ishih_arashi

3位 牛久大仏(茨城県牛久市)
ギネスにも認定された世界一大きな大仏で、写真を撮影すると非日常的な1枚となり、インパクトが大きい子tからSNS上で話題を呼びました。

4位 安井金比羅宮(京都府京都市)
「縁切り縁結び碑」に貼られたたくさんの願い事がかかれた形代(身代わりのおふだ)の量が視覚的にインパクトがあり、SNS上での反響の高さにつながりました。

5位 清水公園(千葉県野田市)
6位 砂の美術館(鳥取県鳥取市)
7位 御金神社(京都府京都市)
8位 南蔵院(福岡県糟屋郡)
9位 ノースサファリサッポロ(北海道札幌市)
10位 桃太郎神社(愛知県犬山市)


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