
4月13日に大阪・関西万博が開幕した。これから10月13日までの約半年間にわたって開催される。入場にあたっては、事前に入場時間の予約が必要となるが、予約時間とともに入場ゲートも指定する方式となっている。大阪メトロ中央線・夢洲駅を利用する場合は、東ゲート、シャトルバスを利用する場合などは西ゲートからの入場となる。
私は4月13日(土)の開幕日に訪れた。事前に予約した入場時間は朝9時で、大阪メトロで向かう予定だったことから東ゲートで予約した。予約時間は午前9時、10時、11時、12時、17時の五つの枠があるが、開幕日から数日間様子を見た結果、予約のベストな時間は午前9時、12時、17時。
その中でも最もおすすめなのは午前9時だ。10時や11時の予約枠の場合、早く到着しても前の枠の入場がある程度落ち着かないと、別の場所で待機することになり、場合によっては予約時間になっても入場できないことがある。一方、9時の場合は玉突きが起こる可能性がないため、行列があっても他の時間帯よりはスムーズに入場できる。
私は開幕日、7時から並んだ結果、9時05分に入場することができた。結果的には8時くらいから並んでも大きな差はなかったようで、現時点では8時前後から並んで9時過ぎに入場するのが良いのではないかと感じている。
開幕日ということもあり、大阪メトロ中央線も朝6時台から関係者も含め多くの乗客で大混雑だった。ただ、朝7時ごろは夢洲駅の改札は混んではいるが、まだ余裕があった。時間が経過するにつれ駅の混雑が顕著になり、朝10時前後には改札口を出るだけでも長時間を要したというSNSでの発信も目立ち、私の友人も駅を出るだけで30分以上かかったという連絡があった。
こうした点を総合すると、朝9時の最初の予約枠で入場するか、もしくは正午以降にゆっくり入場することで混雑を緩和できる可能性が高い。特に週末やゴールデンウイーク、夏休みなど多くの来場者が見込まれる日は注意が必要だ。朝9時の予約枠は人気があり、すでに埋まっていることも多いが、何度も空き状況をチェックすることで予約できる可能性がある。私も最初は取れなかったが、何度もトライした結果、予約することができた。まずは取れる時間で予約し、その後変更するのもおすすめだ。
今回、主要な乗換駅である弁天町駅や本町駅でも混雑が見られたようだ。大阪駅方面からは本町乗り換えの方がスムーズであり、とにかく時間に余裕を持った行動をおすすめしたい。
(航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)
(観光経済新聞25年4月21日号掲載コラム)