エアビーアンドビーは17日、取締役にアンジェラ・アーレンツ氏が就任したと発表した。
世界最大手のコミュニティ主導型マーケットプレイスのAirbnb(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、日本語名:エアビーアンドビー、以下:Airbnb)は、アンジェラ・アーレンツ(Angela Ahrendts)が取締役会に参画したことを発表しました。
Airbnbのミッションは「どこにでも居場所がある世界を実現させる」ことです。このミッションを一歩進めるために、Airbnbは宿泊、体験、移動といった旅の始まりから終わりまでをワンストップで提供するエンド・ツー・エンドのプラットフォームを導入し、旅の新しいかたちを提案します。このゴールを達成するためにはこのビジョンを現実化し、Airbnbの意志を体系化することが必要です。
アンジェラ・アーレンツはAirbnb3人目となる独立した非業務執行取締役に就任しました。
小売業界の第一人者としてアンジェラは役員会に卓越した創造性、高い専門性、顧客コミュニティ構築への情熱をもたらします。過去5年間、アップル社においてグローバルセールスを担当し、25ヶ国のオンラインストア、アプリと500以上の店舗において店頭とデジタルのより人間的なつながりを重視したシームレスな顧客体験の提供を統括しました。彼女のリードのもと、 Today at Apple program によって店舗は溜まり場となりアップルの店頭体験を変革しコミュニティとして創造性を引き出す場となりました。
Airbnbの共同創業者兼CEOのブライアン・チェスキーは以下のように述べています。「アンジェラはブランドに大きな夢を描くことで知られており、それをAirbnbの役員会でも実施したいと言っています。彼女はグローバルブランドを改革し、店頭体験を再定義し、顧客やコミュニティを第一に考えてきました。彼女が役員として参画することでAirbnbがより良い会社になることを確信しています。」
アップル入社以前、アンジェラはファッション業界では最も人気が高くアイコン的なブランドであるバーバリーCEOとして8年間勤務しました。彼女はカルチャー、価値、前向きなエネルギーを強調し、デザインとサービスにフォーカスすることで事業を3倍に拡大しました。バーバリーの復活に際し、コミュニティへの還元にコミットし、バーバリー財団を立ち上げ、子供たちの創造性を開発するプログラムに会社の収益の1パーセントを寄付しています。
アンジェラ・アーレンツは以下のように語っています。「会社がホストとゲストのコミュニティとともに成長する重要な局面にあるAirbnbの役員として参画できることを嬉しく思います。ブライアン、ジョー、ネイトとは旧知の仲であり、Airbnbが世界中のコミュニティで実現しようとしている彼らのビジョン、目的、影響について深い尊敬の念を抱いています。」
アンジェラはバーバリー入社以前はニューヨークでダナ・キャラン・インターナショナル社長を経て、リズ・クレイボーン社の上級副社長として25年間勤務しました。インディアナ州出身で、Ball State Universityを卒業し、2010年に人権文学の名誉博士号を授与されました。2010年から5年間英国の首相ビジネス諮問会のメンバーを務め、オナラリー・デイム・コマンダーの大英帝国勲章を受賞しています。アンジェラはフォーブス、フォーチュン、BBCの世界のエグゼクティブ100人にコンスタントに選ばれています。