旅館ホテルの多様なソリューションに対応しているのが、お宿応援隊だ。「今年で14のサービスになりました」と語るのは、女性スタッフを束ねるマネージャーの田村容子さん。田村さんがお宿応援隊へ入社した2年前は、2人の取締役が、会社の基本サービスである旅館ホテル運営全般のアドバイス「宿KAIZEN」で東奔西走していた。
その後、旅館ホテルの現場から見えてくる課題に即応すべく多様なサービスが生まれたという。倉庫に眠る不要品を売買するプラットフォーム「宿KOMONO」、人材育成サービス「お宿気づき塾」、営業のBPO事業「宿えらび」、人手不足を改善するために開発した「宿しごと」など。「サービスの名前を覚えるだけでも大変でした」と田村さんは笑う。旅館・ホテルには、その宿、その時によって多様なソリューションがあり、お宿を応援するという社名にちなんだ対応は、全国の旅館・ホテルへ広がりを見せている。
お宿応援隊のサービスは、この他にも、100%に近い採択率を誇る補助金申請サポート「宿助け」や仕入経費の適正化サービス「宿しいれ」、お宿応援隊のクライアントが協業する「お宿旅倶楽部」など、言わばかゆいところに手が届くサービスを展開している。女性スタッフたちと楽しみながら創っている、働く女性応援サイト「若女将ドットコム」が一番楽しい仕事と語る田村さんは、「代表が旅館ホテルから持ち帰ってくる課題は今後も尽きないと思います」。
「そう考えれば、われわれの事業拡大はクライアントである旅館・ホテルへの応援ではなく、旅館・ホテルから応援されて成り立っていると考えるべきですね」と。「これで終わり」と言いながら、14ものサービスを生み出す指示を出した代表とそれに対応するスタッフの間で田村さんの激務は、しばらく続きそうだ。
ホテレスでのブース展示
株式会社 お宿応援隊
【本社】大阪府交野市南星台1の10の15
【事業開始日】2017年10月1日
【事業内容】旅館ホテル向けサービス業