石油元売り最大手のENEOSのグループ会社であるENEOSグローブは、LPガスの輸入販売事業を行い、宿泊・観光施設におけるボイラや空調を含む熱設備のエネルギー源として、LPガスの活用を提案している。
LPガスは、プロパンガスとして家庭用にシリンダーで供給されているイメージが強いが、「産業用でも活用でき、省エネ性や省電力性をはじめとした、多くのメリットがある」と同社。
LPガスはクリーンなガス体のエネルギーであることから、石油などの燃料と比較して燃焼効率が高い。
同時に、ススの発生がほとんどないことから、機器の効率劣化を起こしにくく、高い燃焼効率を長期間維持することが可能で、「省エネ性が高いエネルギー」と話す。
また、昨今の電力の逼迫(ひっぱく)などが社会問題となる中、「空調をLPガスで賄うことで省電力化に貢献できる」という。
特に、多くのエネルギーを空調で使用する旅館・ホテルでは、空調の駆動源を電気からLPガスに転換することで、大幅な電力ピークカットによる電力の基本料金および、受変電設備容量の低減が期待できる。
LPガスを採用することで、これらのメリットがあることから、設備の導入、更新に国や地方自治体の補助金が活用できる場合もあり、投資額の削減が可能なケースも数多い。
同社では、他エネルギーと組み合わせた最適なLPガス設備の活用や、補助金利用のサポートなど幅広く、宿泊・観光施設に役立つ提案を行っている。
ENEOSグローブ株式会社
【本社】東京都千代田区永田町2の11の1 山王パークタワー
【創業】2011年3月
【事業内容】LPガスの輸入、販売、新エネルギー関連機器(燃料電池、太陽光発電)の販売
【資本金】1億円
【従業員数】約300人(グループ人数 約2000人)