ヘルスクラブで健康増進
日本三名泉の一つ、下呂温泉の湯を堪能できる温泉リゾート旅館、水明館(瀧康洋社長)。プールやアスレチックジムを備えた館内施設「すいめいヘルスクラブ」での運動療法、滞在型温泉ウォーキングなどで「健康の旅」を提案している。
すいめいヘルスクラブは、厚生労働大臣が認可する運動型健康増進施設だが、2016年3月には指定運動療法施設の認可も受け、健康運動指導士による身体診断と健康づくりのアドバイスを行う施設へとグレードアップした。指定運動療法施設は、運動指導を行う環境、人材、設備が整った施設で、医師の指示に基づく運動療法を実施する際に必要となる利用料金が所得税の医療費控除の対象となる。
電動開閉式のガラスの天井を持つ屋内温泉プールは、25メートルコース5本を備えている。特定日には、専門のインストラクターによるアクアビスと水中健康体操のレッスンを行っている。アスレチックジムには、ウォーキング・ランニングマシン、エアロバイク、各種筋力トレーニングマシンを設置している。
滞在型温泉ウォーキングとして「スイメイウォーキング」を提唱。日本庭園などを備えた約1万坪の敷地内、温泉地に整備された遊歩道などをウォーキングして健康を増進。遊歩道は同館会長が、旅館裏手の敷地に砂利を敷き詰め、花々を植え、長い時間をかけて整備したという。同館女将も「朝はちょっと早起きして、散歩に出掛けてみては」と勧めている。
心身を癒やす温泉大浴場は、山水閣の内風呂付き野天風呂、飛泉閣の展望大浴場、臨川閣の檜と恵那のさび石を用いた大浴場の3カ所。18年春にオープンした岩盤浴では、温められたさまざまな天然鉱石が自然な心地よさを生み、健康増進をサポートしている。
▽水明館は岐阜県下呂市幸田1268。TEL0576(25)2800。https://www.suimeikan.co.jp/
「スイメイヘルスクラブ」の屋内温泉プール
「スイメイウォーキング」を提案