湯田温泉活性化プロジェクト豊富な温泉でおもてなし
山口県旅館ホテル生活衛生同業組合湯田支部は、7カ所の泉源から1日約2千トンが湧出するという豊富な温泉を活用した地域活性化プロジェクトに取り組んでいる。
街中に6カ所の足湯、2カ所の飲泉所を設置。「全身の血液循環が良くなる」という足湯は観光客や地元客に好評で、リピーターが多い。地元では足湯巡りのマップも作成して、さらなる利用を促している。飲泉は「全身の免疫力を上げ、体を健康にしてくれる」という。
温泉が湧出する1カ所は観光施設「温泉舎(ゆのや)」として整備。温泉がくみ上がる様子を観光客らに楽しんでもらっている。
温泉はメタケイ酸を多く含むアルカリ性単純泉で、美肌効果が期待できる。「湯田温泉で美肌になってもらおう」と、旅館の若女将を中心に、温泉を利用したさまざまな商品を開発した。「ゆだうるる」のブランド名で、ミスト化粧水やフェイスマスク、リップクリームを開発。宿の売店を中心に販売するほか、さまざまな場所へ販路を拡大。山口市のふるさと納税の返礼品としても活用されている。