塩原地域活性化事業「プロジェクト88(やや)」
栃木県の塩原温泉旅館協同組合は、キャラクターを活用した地域活性化事業を進めている。オリジナルグッズの販売やパネルの一斉公開イベントを実施。旅離れが進むといわれる若者の集客を図った。
キャラクターコンテンツのプロデュースを手掛ける企業による「温泉むすめ」事業で、塩原温泉のキャラクター「塩原八弥(やや)」が設定されたが、地元では活用されていなかった。
同温泉の若手経営者や従業員らは、このキャラクターを活用した温泉街の活性化を目指し、「プロジェクト88(やや)」を結成。事業を始動させた。
キーホルダーなどオリジナルグッズを2020年4月から24施設で発売。「八弥」のパネルを参画施設で一斉公開するイベントも同年6月から行った。
「若い年齢層のお客さまが増えた」「口コミの点数が上がった」「売り上げが少ない時期にも安定して売り上げが出て助かった」と、参画する施設から評価の声が上がった。