街路灯LED化事業
群馬県の四万温泉協会は、街路灯のLED化を進め、安全性の向上や電気代の削減、街のイメージアップを図った。
温泉街に30年以上前に設置された街路灯は、老朽化による不点灯、倒壊などの危険性が高まっていたほか、街のイメージを低下させていた。使用する水銀灯の電球も、水銀による汚染防止を目的とした「水銀に関する水俣条約」の採択で、メーカーが販売を中止していることから、LEDなどへの早急な切り替えが必須となっていた。
温泉街の街路灯約200本のうち、必要最低限の100本をLEDの街路灯に建て替え。残りの100本を地域内での協議のもと、撤去を決めた。
新たな街路灯は四万温泉の景観色である焦げ茶色に統一。明かりは従来よりも明るく、夜でも観光客が安心して散策できるなど、地域経済の活性化にも寄与している。
街路灯のLED化と本数削減により、年間300万円かかっていた電気代は約9分の1と大幅に削減。組合員の金銭的負担も軽減された。