SDGsビーチクリーン作戦
宮城県ホテル旅館生活衛生同業組合気仙沼支部は、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みとアウトドアツーリズムを結び付けた新たなコンテンツ「ビーチクリーン作戦」を造成した。観光客にビーチの清掃をレクリエーションとして行ってもらう企画。主催者、地域住民、観光客の「三方よし」の取り組みとなった。
東北最大の有人離島「気仙沼大島」と本土を結ぶ「気仙沼大島大橋」が開通、三陸沿岸道路が全線開通するなど震災後の地域のインフラが整備され、観光客の入り込み増が期待される一方、自然環境と美観の維持が課題となっていた。
そのため地元宿泊事業者を中心に「SDGsアドベンチャーツーリズム気仙沼」を組織。自然の保護と活用を両立させる新たな取り組みとして、島のビーチを観光客らに清掃してもらうツアーを旅行会社と企画した。
清掃をボランティアではなくレクリエーションとして行ってもらうもので、拾ったごみと引き換えに特典をプレゼント。社会貢献活動ともなるツアーにはこれまでに300人が参加している。
震災から得た防災、減災への教訓を学んでもらう「語り部バス」も運行。こちらは月1回の運行で、コロナ禍の中50人が参加した。
▷宮城県ホテル旅館生活衛同業組合