宿泊者参加型CO2 削減環境配慮型ホテル
沖縄県那覇市のホテルパームロイヤルNAHA国際通りは、館内で消費する電気をバイオマス発電による電気に切り替えた。CO2を実質排出しない発電によるもので、同発電への全面切り替えは県内のホテルで初。宿泊客に「CO2削減証明書」を発行するなど宿泊者参加型の取り組みとして実践している。
沖縄ガスニューパワーの「美ら島CO2ゼロプラン」を導入。石油など化石燃料の代わりに植物由来の資源を燃料として発電するもので、カーボンオフセットの観点からCO2の排出が実質ゼロとなる。
これまでの電力では、1日1室当たり約18キロ、年間にして全館でおよそ42万4700キロのCO2を排出していた。この排出量相当が実質的に削減されたことになる。
沖縄県は2050年の温室効果ガス排出実質ゼロを宣言。「地域にとって、SDGsの観点からも(目標達成へ)非常に有効な取り組み」と同ホテル。
ホテルはひとり親世帯で、子供とホテルに宿泊をしたことがない家庭を対象に、宿泊の無料招待も実施。こちらもSDGsの取り組みの一環で、多くの申し込みがあったという。