香川県ホテル旅館生活衛生同業組合は、「瀬戸内国際芸術祭2022」に協賛。コロナ禍の中、衛生管理を徹底させて来訪者を迎え入れた。
同祭はアート作品と瀬戸内の島々の文化、自然、歴史を同時に体感できるイベントで、3年に一度の実施。
2022年は「海の復権」をテーマに、春季(4月14日~5月18日)、夏季(8月5日~9月4日)、秋季(9月29日~11月6日)の3回に分かれ、直島、豊島、小豆島など瀬戸内の12の島々と二つの港(高松港、宇野港)周辺を会場に開催。33の国・地域から188組のアーティストが参加し、213の作品の展示、19のイベントを行った。
期間中の来場者数は約72万人。コロナ禍前の2019年と比べると、海外からの来場者が大幅に減少したことで約61%にとどまったものの、「大勢の方々に瀬戸内の魅力を体感していただくことができた」(主催者)。
会場は感染症対策として、検温スポットを複数箇所設置して来場者の検温を行うとともに、口頭で体調の確認を行うなど万全の体制をとった。
「コロナ禍の中での開催だったが、クラスターもなく無事にイベントを終了できた。安全管理を徹底した取り組みが機能したことがとても誇らしい」(同組合)。