松之山温泉エコロッジ&エコビレッジ
松之山温泉組合(新潟県十日町市)は、自然環境と温泉資源を保全するとともに、地域で活用する、人にも環境にも優しい「持続可能な旅館と温泉地(エコロッジ&エコビレッジ)」を目指し、さまざまな取り組みを進めている。
地熱バイナリー発電所「コミュニティ発電 ザ・松之山温泉」を開設。高温で湧出する温泉を使った発電で、その量は年間124万キロワット、一般家庭で約280世帯分に相当する。2040年を目標に、地域におけるエネルギーの自給を目指している。
里山の新鮮な食を味わえるアクティビティも開発。「晩秋~初冬の天然キノコハンティングツアー」は、“山菜、キノコの達人”が観光客を案内し、立ち木に生えている天然のナメコやヒラタケ、ムキタケを採取、調理し、味わってもらうもの。
「松之山ダイニングin美人林」は、有名シェフの料理を美しいブナ林の中で賞味してもらう自然と料理の両方を満喫できる企画。
温泉街の旅館と飲食店が自慢の一品と、それに合う酒を提供する「松之山温泉ふぇすてぃBAR」は、宿泊客を宿で囲い込まず、街全体でもてなす食べ歩き、飲み歩き企画。大学生が接客するなどユニークな試みもあり、話題となった。