SDGs推進委員会 プラスチック0への活動
滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合は、2022年1月に発表した組合独自の「SDGs行動宣言」について、具体的取り組みを始めた。宣言で示した三つの目標のうち、まずは「2030年までにアメニティのプラスチックごみをゼロにする」取り組みに着手した。
プラスチックのうち、最も使用ニーズの高い歯ブラシに焦点を当てた。組合員施設が年間に使用する使い捨て歯ブラシの本数と、これらの製造と焼却処分時に発生する二酸化炭素の排出量を調査。使用した歯ブラシはコロナ禍前の2019年に247万3439本だったことが判明。また二酸化炭素の排出量が約150トンであることも専門家の調査により分かった。
これらの数字により、「アメニティ自体の提供をやめ、持参してもらうための働き掛けが必要」と実感。組合が取り組む一連の施策をアピールするチラシと代替アメニティを用意し、イベントで配布するとともに、施策を説明するメッセージカードを各施設の客室に設置した。
今後、年1回、組合員にアンケートを取り、2030年のゴールに向けて、プラスチックアメニティがどれだけ減っているかを確認するという。