JTB商事(東京都中野区)は10月中に、環境問題への意識が高まる中、SDGsに対応した商品のみを掲載したカタログ「地球の未来・宿泊施設にできること“サステナブルなおもてなし”(仮称)」を発刊する予定だ。歯ブラシなどのアメニティをはじめ、アメニティバイキング什器などを掲載しており、併せて、提供方法や設置場所、製品設計の見直しなども提案している。
カタログは全22ページ(予定)で、SDGs商品としては同社一押しの「mugicara」(むぎから)などを掲載している。mugicaraはCO2排出量とプラスチック使用量を削減するアメニティシリーズ。歯ブラシやヘアブラシ、レザー、コームにはムギ由来の植物資源を含有。ムギの廃棄部分からなる再生可能な生物資源を含有することにより、従来品よりもプラスチックを29%削減している。
ほかにも竹製品、フードロスやエコ清掃など、地球環境に配慮、SDGsに対応した商品を多岐にわたり掲載する予定。
フードロスでは、専門部署によるメニュー開発をはじめとしたコンサルティング業務体制を整えている。
また、TVインフォメーションシステムではエコ清掃の意思確認ができる新機能を追加し、CO2排出抑制や清掃効率の改善につながる商品を提案している。
同社は、今年4月に施行されたプラスチック新法に対応した「歯ブラシ、ヘアブラシ等のマテリアルリサイクルスキーム」の構築を検討しており、年内にもサービス展開をしたい考えだ。マテリアルリサイクルを実施することで新規の化石由来樹脂の提供量抑制と廃プラスチックごみを排出しない循環型アメニティを推進していく。
この件についての問い合わせ先は、JTB商事営業企画部TEL03(6832)4710。
mugiwara