大陽工業(東京都品川区)は昨年末から、天井取付型脱臭装置「MIKAZE LED脱臭照明」を、置くだけで簡単に脱臭、除菌できるよう、アジアンテイストのスタンドとのセットで販売。旅館・ホテルに対し、活用を提唱している。
MIKAZE LED脱臭照明は、狭い空間では空気清浄機が設置されていないことをヒントに、開発に着手。2020年6月に製品化。オフィスをはじめ、自治体や病院などで、日々の衛生管理に活用されているという。
本体に実装された深紫外線LED(波長275ナノメートル)を照射することで、「においの分解と細菌の除去に加え、ウイルスのDNA、RNAを不活化。浄化されたクリーンな空気を室内に戻す」と販売担当の田中秀明氏。
1台で1~3畳の狭い場所の空気を24時間クリーンに保つ空気清浄機能を備えていることから、ベッドサイドや机などでの活用が見込める。
イオンやオゾンなどの散布による残留物の心配のない空間洗浄方法で、「アレルギーや副作用の心配もない点も特徴」と田中氏。交換の必要な消耗品もなく光触媒フィルターは、定期的な洗浄だけで効果が持続する。
併せて、人感センサーを搭載したため、自動で点灯、消灯を行う。同時にメインスイッチを入れておけば、人感センサーで照明を消した場合も脱臭・除菌機能は持続する。
照明の明るさは、60ワットと30ワット相当に切り替えられ、電球色と昼光色の2色を選べる。
アジアンスタンドは、ナチュラル、ブラウンウォッシュ、ダークブラウンを取りそろえた。
この件についての問い合わせ先は、大陽工業FS装置カンパニーTEL042(646)3111。
アジアンスタンドタイプ(上)と設置イメージ