過入場を検知し注意喚起
デジタルサイネージを得意とする日本電気(東京都港区)はコロナ禍の中、感染症拡散の原因となる施設内の過入場を素早く検知しデジタルサイネージで注意を促す「過入場検知デジタルサイネージ」を提供している。
このデジタルサイネージは、通常、館内案内や施設周辺の観光案内といったデジタルサイネージとして活用し、施設、会場への入場者が設定人数を超えた際は「入場制限中」などの注意喚起・警告画面に自動で切り替わり、即時の対策を実施することができる。入場者数、退場者数は一つのカメラで同時カウントが可能。撮影した画像は保存せずに個人情報やプライバシーに配慮している。
システムは、同社のデジタルサイネージに、入場人数をカウントする「過入場検知システム」を連携した。特徴として(1)フロア混雑状況の「見える化」が可能(2)ディスプレイ表示による注意喚起のため、店員の声掛けによるトラブルを軽減(3)専任人員の配置削減―などを挙げている。
自社設備として導入するオンプレミス型と、導入コストを抑えるサービス型を用意している。オンプレミス型は専用のサーバーが不要なシンプルな構成が特徴。小規模施設の案内表示に適している。一方のサービス型は、初期導入コストを抑え、素早い導入が可能。多店舗展開にも対応する。
設置するディスプレイのサイズは、施設の設置環境や運用に合った最適なものを提案する。
この件についての問い合わせ先は同社ホームページhttps://jpn.nec.com/d_signage/option/entry/index.html。
過入場検知デジタルサイネージ