トマトジュース「オオカミの桃」 鷹栖町
ユニークな名前が付いたトマトジュース。鷹栖町農業振興公社が昼夜の温度差が大きい旭川地方の畑で完熟した地元産のトマトを収穫して作り、販売している商品だ。
真っ赤に完熟したトマトは、カロチンや各種ビタミン類が豊富。朝もぎたてのトマトを搾り、塩分を0.2%と低く抑え、添加物を加えず、自然の栄養とおいしさをそのまま瓶詰にして商品化した。果汁100%で新鮮な甘さとコクがあり、子どもたちにも好評だ。
健康を町づくりの柱に据える鷹栖町から誕生したトマトジュースは、1980年代に北海道が推進した一村一品運動のヒット商品となり、ユニークな名前とともに、全国にも広く知られている。
「オオカミの桃」の名は、トマトのラテン語学名の一部「リコペルシコン」を直訳したもの。一村一品運動の物産展に出すに当たり、急きょ、考えて付けられた。
価格は、1リットル入り1本972円(税込み)で、無塩タイプで6本入りの箱詰め5832円(同)もある。地元産の米や麦を原料とした「鷹栖の味噌(みそ)」も製造している。
道内の主要デパートや道産品アンテナショップでの販売のほか、宅配便にも対応する。問い合わせや注文は、同公社TEL0166(87)2938まで。