具材にぴったり
日本有数のサケの産地である世界自然遺産の知床半島。その川にさかのぼったサケを生かそうと、のりとも朝倉商店が道立食品加工センターの技術協力を得て開発し、2010年の発売以来、全国的にも話題の商品となっている。知床観光の土産品としても人気だ。
産卵で川にさかのぼったサケは、余分な油分が抜けて身が白くなり、ブナサケと呼ばれる。これが鮭節(さけぶし)づくりに最適で、捕獲したサケを3枚におろして煮熱し、1カ月かけて焙乾(ばいかん)とあん蒸を繰り返して熟成させ、サケの旨味を凝縮した削り節にと加工する。
鮭節には、他の天然調味料に比べて風味を感じる遊離アミノ酸が多く含まれ、だしは甘みがあってまろやかなのが特徴。そば、うどん、なべ物のだしやつゆにはもちろん、あえ物や冷ややっこなどのトッピング、おにぎりや混ぜごはんの具材としてもピッタリだ。
価格は削り節50グラム入り1袋704円(税込み)、5グラム入り6袋入り578円(同)で、500グラム入り袋もある。そのほか、鮭節と羅臼昆布を使った「鮭節昆布しょうゆ」も販売している。
道内外の主要デパートで販売しているほか、各地には宅配便などで対応する。
問い合わせや注文は、同商店TEL0153(88)2303まで。