日本旅行は1日、東京の同社内で2021年度入社式=写真=を行った。今年度の新卒採用は19人(男性9人、女性10人)。小谷野悦光社長は、新型コロナウイルス禍における旅行業界と、会社が進める抜本的構造改革について述べるとともに、「将来を切り開く中心的存在に」と、会社の発展に向けて新入社員に期待した。要旨は次の通り。
「当社を取り巻く環境は、急激な変化を続けている。企業関連需要の停滞、テレワークの拡大による出張の減少、お客さまのニーズの変化等、『コロナ禍前の状況には戻らない』ということを前提に、会社はさまざまな取り組みを進めようとしている」
「まさに時代が大きく変化する過渡期に入社したわけだが、むしろ、こうした時期に入社したことをチャンスと捉え、既成概念にとらわれない柔軟な発想と行動力、そして若い感性で、将来を切り開く中心的な存在となっていただきたい」
「当社の行動規範にある通り『”出る杭”となることを恐れず』一人一人が変化を起こしていくことが日本旅行の変革につながる」